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心臓ペースメーカーは、患者様の心臓の鼓動が途切れたり、一定以上の間隔を超えてしまったりすると、それを察知して電気刺激を心臓に送り、心臓が正常なリズムで鼓動することを助ける“心臓のサポーター”です。


- 心房か心室のいずれか一方をセンシング(感知)やペーシング(電気刺激)するペースメーカーです。
接続するリードは1本です。
右心房にリードを留置している場合は、AAI(R)、右心室にリードを留置している場合は、VVI(R)と呼びます。

- 心房と心室の両方をセンシング(感知)やペーシング(電気刺激)するペースメーカーです。
接続するリードは2本です。
万能型のペースメーカーですが、徐脈性心房細動には使用しません。

- 心房と心室の両方をセンシング(感知)できますが、ペーシング(電気刺激)は心室のみに行うペースメーカーです。
接続するリードは1本です。
洞機能が正常な房室ブロックの症例で使用します。
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心内膜リードの先端には、リードのディスロッジ(脱落)を防ぐための工夫がなされています。
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日本では一般にスクリューインリードとよばれ、リードの先端のスクリューを心筋にねじ込むことによって心筋への留置をはかります。スクリュー(へリックスともよばれる)には、出し入れが自由にできるものとできないものがあります。
スクリューによって心腔内の様々な部位に留置することができるため、心房に使用する場合であっても必ずしもJ型の形状をしている必要がありません。そのためスクリューインリードには心房リードと心室リードの区別がない場合が多いです。

| 長 所 | リードのディスロッジ(脱落)がほとんどありません。例えば心内膜に異常があってリードのディスロッジを繰り返す症例では、スクリューインリードが使用される場合があります。 心腔内の様々な部位にリードを留置することができます。最近では、心房性不整脈を抑制するために心房中隔ペーシングが実施されることが多いですが、心房中隔にリードを留置するためにはスクリューインリードが必要です。 リードの抜去が容易です。感染が発生した場合は、ペースメーカー本体とリードを抜去することが望ましいですが、スクリューインリードにはpassive fixationリードのような突起物がないため、抜去が容易です。 |
|---|---|
| 短 所 | 特に心房において穿孔が起こりやすい、と考えられています。一方心室においては、むしろpassive fixationリードよりも穿孔が起こりにくいという意見もあります。 |
その他
日本ではスクリューインリードの使用頻度は地域や施設によって大きな隔たりがありますが、米国では入院期間の違いなどの理由から、心房にリードを挿入する場合はスクリューインリードが使用されることが多いです。
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スクリューのかわりにリードの先端付近にひげ状の突起物(タイン)やひれ状の突起物(フィン)が取り付けられていて、これらを心腔内の肉柱に引っ掛けることによって心筋への留置をはかります。一般にタインの取り付けられたリードをタインドリード(tined lead)、フィンの取り付けられたリードをフィンリード(finned lead)とよびます。


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開胸手術によって心臓を露出させ、心外膜に直接電極を装着させます。小児の患者様の場合、成長にしたがってリードが損傷したり脱落したりするおそれがあるため、成長期が終了するまでは心外膜リードが使用されます。成人の患者様の場合、開心術と同時にペースメーカーを植え込む場合や、三尖弁を人工弁に置換しているため心内膜リードを使用できない場合などに心外膜リードが使用されます。




